PowerMacintosh 6100

最も金をつぎ込んだMACなんです。やっぱり、筐体がかっこいいから!というわけでPM6100奮闘記です。

でも、最近は休眠中なんだよな。

PM6100の改造の詳細

AVカードで32000色表示

AVカードを使用すると、内蔵Video出力より多くの発色が可能になる。

17inchモードで32000色表示ができるようになる。また、AVカードというだけあり、AV機器との接続が可能になる。つまり、普通のビデオと接続することでテレビをディスプレイで見たり、逆にビデオに録画できるんだな。

AVカードを新品で買うのならいいのだが(今はもう新品なんてまず見つからないでしょう)。中古で買う場合、AVカードとAV機器をつなぐ変換ケーブルが付いていれば、即買いです。確認項目ですね。(紛失されていることが多々あるらしい。私の場合、運良く付属されていた。)

AVカードの接続には6100専用のPDSアダプターが必要で、これまた、AVカードを購入するとき(特に7100や8100ユーザーから)、付属するかどうか確認してからのがいいですね。(最近は別売りが一般的ですね)G3カードを購入するのなら、無くてもよいのだが、PDSアダプタに付属する金属ブラケットがあったほうが安心ですね。

金属ブラケットは、6100専用Nubusアダプタ、Q610、C610、C660AV用のブラケットでも代用できるようです。

VCカードでフルカラー表示

VCカードを接続するとAVカードより多くの発色が得られる。いわゆるフルカラーと呼ばれるやつだ。VCカードには2MB仕様と4MB仕様が存在するらしいが、4MBのVRAMを載せたものがフルカラー可能となる。2MB仕様のはAVカードと同じ発色数となる。(AV仕様はない)左側がAVカードで、右側がVCカードです。(VCカードにはMaxpwer G3 for PDS 240/1024が接続されている。)
拡大図(VRAMを4MBに増設)

VCカードはそれそのものでの発売はされていないようです。PowerMac8100の非AVモデルに搭載されていたカードで、VCカードをGETするには、個人売買のHPをこまめにチェックするのがいちばん早いと思う。(これまた、最近は出ませんね〜)

VRAMは4MBに増設してなくては、フルカラーは出ません。標準だと2MB搭載で、AVカードのAV機能無しと同等品になります。

購入するときは、VRAMの増設の有無も確認が必要です。

現在、PM6100をG3/G4化した場合には、最速のフルカラービデオカードになります。でもやっぱり今のビデオカードには到底及ばない遅さです(T_T)

VCカードを6100に取り付けるには、ある程度の改造が必要である。といってもドリルかキリが使えれば、誰でもできると思います。

といことで、VCカード取付方法です。

VCカードは、Appleでは、6100への接続に対して保証をしていない。しかし接続はできる。(要するに物理的に困難だからです)

HDDが若干干渉するので、新たにHDDをマウントするための穴を開けなくてはなりません。図の矢印は、もともとの穴の位置を示しています。実際に穴を開ける位置はもともとの穴の位置から穴一つ分前側に(図では左側)新たに開けてます。ここであまり前に開けると筐体のフタが閉まらなくなってしまうので注意が必要でです。

なにごとも程々に...。

VARMが、PowerPC601のヒートシンクの真上にくるため、精神衛生上&放熱上、非常に悪い。赤い矢印はVRAMで、青い矢印がPowerPC601のヒートシンク。写真では緑ですが、画像加工でこんな色になってしまった(笑)。

さらに、G3カードなんかさしたら、その一角は非常に高温になると予想されます。でもフルカラー表示をしたいのだから仕方がない。冷却効率を高める必要が有ります。

冷却効率のアップ化は、後ほど。

80Mhzにクロックアップ

クロックアップするオシレータの位置

CPUとメモリスロットの間のメモリスロットのそばに有ります。(図の左側には、写ってませんがPowerPC601があり、右側に見えるのはメモリです。)オシレータには33.333Mhzと書いてあります。(PM6100/60の場合は30Mhzと書いてあるは

ずです)G3化する前には80Mhz(バスクロックを40Mhz)にクロックアップしてましたが、クロックアップされているとG3化できないという話をきいて、キットを後輩に譲ってしまいました。Video周りを速くするには、バスクロックを速くすることが必要らしいので、再度入手を検討していたが、直付けしてしまった。

ただ、夏になると不安定になります。吸気口に別途FANを取り付けてあるのだが、やっぱり不安定のため結局外しました。

電源ランプを高照度Blueに渋く決める

電源ランプを高照度ブルーのLEDと交換しました。写真では若干分かりにくいかもしれませんが、青なんです。

ちなみに筐体は青白に再塗装してます。

メモリの264MB化

プリンストン社製の128MB EDO SIMM (72pin)を2枚差してあります。このメモリ1枚を、LC630やLC475でも試しましたが、PowerPC化したLC630とLC575、LC475では32MBしか認識されないものの、68Kモードでは見事に128MB認識されます。

初代PowerMacの復活、そうG3化だ!

G3カードの取り付け

これは、単純で2nd cashとROM SIMMを外し、2nd cashの有った部分にROM SIMMを差し込む。これは、G3カードのヒートシンクがROM SIMMにぶつかってしまうので、単に移動するだけのことです。外した2nd cashは、不要になります。

差してあってもG3カードのドライバが、使用を停止するらしいのだが、差さっていると不安定という話。

SHIFTを押ながら全ての機能拡張を外した状態で起動すると、OS8以上はあまりに遅いので、このとき改めて2nd Cashの効果を知ります。

左のコネクタからPDSスロット、ROM-SIMMスロット、2nd cashスロット、PowerPC601。

一番の問題であるが、VCカードを使用すると、カード上のコンデンサがヒートシンクとぶつかり、熱がカードに悪影響を及ぼしそうである。(AVカードの場合には問題ありません)

そこで、ヒートシンクの加工をします。一度ヒートシンクをカードから外し、(ねじ止めだから簡単)ヒートシンクのぶつかる部分を削るだけです。

ヒートシンクの奥の方(つまりカード側)を、削ってあります。これで、ヒートシンクの熱から直にコンデンサを守ってくれるでしょう。

熱対策(冷却FANの内蔵)&電源スイッチの補修

VCカードとG3カードの増設、さらに大容量HDDの増設により、当然熱が発生する。何も対策をしないと、G3(Newer製240Mhz 初版)の温度はG3 Stripで測定すると84℃であった。その後、Newer330Mhzに変更したが、温度は夏でも50℃以下で安定しています。

さすがにいつか壊れるのではないかと思い、熱対策のため、FANを内蔵することにした。この写真では、カスタムペイントした6100だが、現在筐体はWS6150と交換している。

それから、この設置は大学に在学中のときの冷却法です。

私は、大きめの長机の棚の部分に6100を置いている。これもPizzaBoxだからこそ?

始めは、吸気口の下にFANを取り付けていたが、どうも見栄えが悪い。その上、たまにひざをFANでひっかいて痛い....(T_T)。足を組んだときには足の指を巻き込んでしまいポロッといくかと思った。

でも、これにより、温度は64℃となるので、冷却効果はあるようです。ただ、ノイズが・・・。

指を切断してはたまらないので、本体に内蔵することを考えた。よく中身を観察すると、HDDのしたにすき間が空いており、そこにFANが内蔵できそう。そのためには、まず中身をばらさなくては・・・・。

まず、最初にドライブ類を全部外し、カードも外し、電源も外す。ここで、電源を外す時であるが、気をつけないと電源から出ているスイッチを折ってしまう。私は、ポキッと折ってしまった(i_i)。とりあえず、ドライブトレイがむき出しになった状態から説明する。

まずは、電源を外す。これは、電源スイッチを押し込んだ状態(ONの状態)で外すこと。でないと、私みたいに電源の棒を折ってしまうので注意!

裏返すと二ヶ所トレイが引っ掛かっているところが有るのがわかる。まずここを上に押しながら、もしくは上から引っ張りながら、

HDDとFDDのトレイの部分に有る爪を外して奥に押しやる。そうすると、ドライブトレイが外れる。

電源の棒を折ってしまった場合、私は、MacTap plusを使っているので、あまり困ることはないのだが、とりあえず直してみた。今回は矢印の凹みの部分からポキッと折ったのである(i_i)
横から見た図

そこで、まず、折れた破片ともともとの残った棒の真ん中をドリルで穴をあけ、針金を通したうえでエポキシ系のボンドで固定をした。なんとか使えるようになった。よかった。

真正面から見た図

折れても、MacTap plusやPOWERKEYを使えば、直さなくても大丈夫です。

FANの取り付け

二つのFANを内蔵することにした。場所は写真のとおりである。そして、少しでも吸気をよくするため、写真では分かりづらいのだが、若干、斜度を付けて取り付けてある。

手前側のネジには、ナットを2つ、底面の金属との間に挟んで取り付けてある。ドライブトレイを取り付けるとFANが干渉する場合があるので、あまり角度はつけれません。

電源はCD-Driveから分岐して取ってます。FANを取り付けた後、確認のために電源をつないぎ、スイッチをいれて、FANにより内部(上方向)に風が来ることを確認する。(逆に外(下方向)に出ていくようだと、FANの向きが逆ってことです。)

また、FANが筐体に辺り異音がしないかも確認しときましょう。

FANの設置に問題がなければ、あとは、逆の手順で組み立てるだけです。

この結果、56〜60℃になりました。

ノイズも発生してないようです。

車のナンバーは、6100

これは、愛車のMAZDA MPVです。

6100好きが講じて、車のナンバーは6100です。自己満足でしかありません。

ちなみにアップルマークとPowerMacintoshの文字は、カッティングシールで作成してあり、オリジナルの特注シールです。フォントもしっかりとApple社で使用しているものを利用してます。

カッティングシールをハリキリネットさんにお願いするとき、

    http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/colorstylewriter2500.html

    名称:Color StyleWriter 2500 Ver.2.2
    配布者:アップルコンピュータ株式会社
    著作者:米国Apple Computer, Inc.

「ここにGaramond Narrowというフォントが入っているので、申し訳ないがカスタムインストールして利用してください」とお願いして完成したわけです。

このとき、サービスでアップルマークも作って下さいました。